会話劇
麦星すばる
お花見
ルイン「桜よりも美味しいお弁当だよね!」
ユウミ「ルインは花より団子なのね。この美しさが勿体ないのは子どもよね」
ルイン「何言ってるんだよ、ユウミ!ぼ、僕だって桜の美しさくらい分かるもん、ピンクだし!」
ユウミ「ピンクだったら、バラとかチューリップとか菊とか色々あるじゃない。もっと引き出しを広げることね」
ルイン「なんだよ、大人ぶっちゃって!」
ユウミ「別に大人ぶってなんかないわ、事実を言っただけよ」
ルイン「まあ、そうなんだけどさー。花ってきれいに咲くけど散ってしまうのが可愛そうだよね」
ユウミ「でも、また新たな花を咲かせる。いのちの循環よね」
ルイン「よくそういう言葉が浮かぶね、尊敬するよ、ユウミ」
ユウミ「あら、褒めてくれるのね。ありがとう。ルインは素直に人の長所を言えるから尊敬するわ」
ルイン「へへっ、改めて言われると嬉しいような、照れるような、心がポカポカするね!」
ユウミ「ルインは下手に大人ぶるよりそのままのほうがいいわ」
ルイン「えー!そうなの!? じゃあそのままでいいや」
ユウミ「ありのままの方が素敵ということもあるのよ。あの桜のようにね」